二人の歩みが作るブルーベリー農園

【IRAGOブルーベリー】
二人の歩みが作るブルーベリー農園
 
加藤一弘さん 久美子さん 「IRAGO ブルーベリー」田原市中山町
 

加藤夫妻が農園を始めるきっかけは、名古屋市のとある老舗のケーキショップのブルーベリータルトの美味しさに感動したことでした。

2017年、それまで家業として25年間営んできた菊の栽培農家から、ブルーベリー狩りの出来る農園へと一新した。温暖で野菜や果実の栽培に適している渥美半島では、いちごやメロン狩り農園がシーズン中には賑わいを見せているが、ブルーベリー狩り農園となるとこの地では初のこと。

農業の分野ではまだまだ保守的な気質が根付くこの地で、このように独自な形での農業のあり方はさぞかし試行錯誤の上での挑戦であったと想像したが、「お客さんの顔が見える仕事がしたかった。」とご夫妻は笑顔で語ります。

スタートして3年、培ってきた技術を活かし、ここまでほぼ独学で栽培方法と農園運営の形を作ってきました。

今ではブルーベリーの美味しさに感動するお客さんの声を目の前で聞けることが何よりの楽しみという加藤夫妻。

渥美半島の潮風を受けて育つブルーベリーは他と比べても味わいが強く、実がしっかりしていると感じます。

現在80種の品種、約1000本をハウスと屋外に分けて栽培し、シーズン中は常時10種類以上の品種の食べ比べが出来ます。

風味や食感、大きさも様々なたくさんのブルーベリーを摘みながら夢中で食べているうちに「私はこれが好き。」というお気に入りに出会うことに。

小さなブルーベリーの花のその花言葉は「実りある人生。」

これまでもこれからも自分たちの気持ちを信じ、力を合わせて作る夫婦二人の歩みと、ブルーベリーの甘酸っぱい瑞々しさが、渥美の地に新しい「実り」を運んでいます。

「大変なことは何もない。好きでやっていることだから。」と話すご主人の言葉が心に残ります。


 
IRAGOブルーベリー
愛知県田原市中山町茶園182
TEL0531-32-1727
営業時間/4月下旬〜8月  9:00〜17:00(要予約)