農学カフェ 2011.3.27 レポート 私たちは今



 
農学カフェ「Mϋllens(ムーレンズ)」 2011.3.27

この日は農学カフェの第二回目の開催日となりました。

3.11に起こった東日本大震災を目の当たりにし、私達の中でこの事をどうとらえていけばよいのか、何をすべきなのか、今後の生活、暮らしについて、どのように変わっていくのか、また、どう変えていくべきなのかが定まらないまま少ならぬ不安を抱えながら、それでも変わらぬ日常を営んでいる、というなかでの開催となりました。

今回集ったのは、コーディネーターとしての私を含めて4人のメンバーです。

この農学カフェは、「農」を軸とし、そこに関わる様々な事柄について語り、まったりと学び合う場です。

以下のような事柄が主な話題として上がりました。

・震災を受けての農作物への影響(価格・品質・流通などの面で)
・危機管理としての「SWOT分析」(それぞれの場合をwhat if ?で想定してみる)
・「暮らしとエネルギーのシフト」
① 有機農業とは?~食の安全、への意識の高まり~
② 脱・炭素社会へ 「R水素システムとは?」
③ 鎌仲ひとみさんの訴え「六か所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」

ここでは、③で話合われた、鎌仲ひとみさんの訴えと映画の紹介を少しさせていただきます。

鎌仲ひとみ・・・  1958年生まれ。ドキュメンタリー映画監督でありテレビ演出家で、    
原発の問題を訴え続けてきた人。
          2006年「六か所村ラプソディー」を製作。
          2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」を製作。

・「六か所村ラプソディー」
青森県六か所村は日本各地から出る放射性廃棄物を処理するための再処理工場が建設された所。着々と進むこの国家事業の狭間で、村の人々はどんなことを感じ、どのような生活を送っているのかを描いた作品。

・「ミツバチの羽音と地球の回転」
この映画では瀬戸内海、祝島で上関原発計画と向き合う人々と、スウェーデンで持続可能な社会を構築する人々の取り組みの両方を同時に描いている。

いかにして自分たちのエネルギーの未来を切り開いていくかが、私達と全く同じ普通の人々の感性と思いが国の違いを超えて交差し、新しいビジョンを描き出している。

今回の農学カフェでみなさんと様々な事を語り合いながら感じた事は、災害や事故などに備えて、一人一人が自分の置かれた状況の中で危機管理を常にしておかなくては!ということと、やはり、大切なこれからのエネルギー問題。「エネルギー」とは何か!?というところから生活者それぞれが捉え直して、暮らしを見つめていくことが必要だと感じました。

食も言葉や文化も心の動きもエネルギー、それぞれが持つ能力や機能もエネルギー、そしてもちろん電力も。それらの作り方、使われ方を探りながら新しい社会のシステムをシフトしていく未来が求められています。

そして、この「農学カフェ~Mϋllens~」では引き続き参加してくださる方やこの小さな冊子をご覧いただいている方々と一緒に、何を知り、考え、行い、作っていくべきかを「自然との共存=農」として学んでいけたら、と思っています。

次回の「農学カフェ~Mϋllens(ムーレンズ)~」の開催予定は、
5月15日(日)PM7:30~
場所 :明星ライブラリー
参加費:200円(ドリンク代)

です。みなさまのご参加、お待ちしています。

 
 
2011/4/18