「新 渥美窯見学会」ありがとうございました。

12月17日(土)は田原市中山地区にあり、40年以上の歴史を持つ「旧 渥美陶友会」の穴窯「新 渥美窯」の見学会でした。

この日は小雨が降る冷たい午後となりましたが、田原市内、または豊橋市からこの渥美という土地での陶芸活動や窯に関心を持つ方々にお集まりいただき、窯場で「新・渥美窯」代表の清田さんと中心メンバーの大島さんにじっくりお話を伺いました。

40数年前、当時古常滑を研究していた、幻の人間国宝とも呼ばれる陶芸家の江崎一生さんと、清田さんの父で渥美古窯の研究をしていた清田和夫さんとの想いで繋がれたご縁から築窯され、江崎さんが作陶の技術を惜しみなく伝授したというのがこの窯です。

以来、焼成の回数は318回にも及ぶそうです。

現在は一年に2回、春と秋の窯焚きをおこなっています。

渥美の土、渥美の薪で作られる焼き物が現在もこの地にあることを1人でも多くの人に知ってもらい、「人の想いと手」で継ながれてきた郷土の文化が継承されていくことを願ってやみません。


今後も「新・渥美窯」の活動に興味のある方のための見学会を不定期で開催出来ればと思います。

ご参加いただいた皆さま、清田さん、大島さん、ありがとうございました。


こちらの写真は故 江崎一生さん。

 
2022/12