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活動の思い

 
私たちは、ずっと遠い昔からどれだけ多くのものを
海からもらってきたのでしょうか。
 
食料としての魚、貝、烏賊、蛸、海草。
海草は畑の肥料としても利用できました。
海の水からは塩も作ることができました。
 
海は、私たちが生きていくために、必要な多くのものを与えてくれました。
 
そんな海に、私たちの祖先は感謝して生きてきたのです。
ところが、いつの間にか、海への感謝を忘れてしまったようです。
 
台所からは油が流れ、要らなくなったものをゴミとして平気で捨てていました。
 
海はすべての命の源です。
私たちは、大昔の人たちのようにもっともっと 海を大切にしなければならないと思います。
 
そして、21世紀に生きる私たちはきれいな海を守っていきたいと思います。
 
 

活動のいきさつ


 
平成10年、当時、亀山小学校4年生が西の浜に出かけたときにあまりのゴミの多さに驚き、ゴミを拾い集めました。
 
「最終処分場よりもひどい!」「西の浜は ゴミ箱じゃない!」 と怒りの声を上げた子どもたちが総合的学習の中で『西の浜はゴミ箱じゃない!』をテーマに西の浜をきれいにするために自分たちができる ことを考えようと学習を始めました。
 
しかし、12月になって日曜日や長期休業中の活動ということで教育課程内の活動にならない、参加時に思わぬ事故が起きたときには、学校として責任がもてないので学校の活動とは区別してほしいと言われ、子どもたちの自発的活動の意思を尊重し、周囲の組織にとらわれることなく活動ができるように、サークルを立ち上げるための話し合いを子どもたちと行いました。
 
その結果、『環境ボランティアサークル 亀の子隊』として活動をすすめることになりました。これは、校区の西側に位置する西の浜を見つめなおすことで校区の自然に目を向け、ゴミのない美しい浜にするという活動を通して自分たちの生活する地域と自然を愛する心をもち、主体的に活動するという趣旨を明確にしたものです。
 
こうして、平成11年12月、渥美町の社会福祉協議会に「環境ボランティアサークル」として正式に登録をしました。
 

活動の目的

■渥美半島の西の浜をきれいにする活動を通して三河湾、伊勢湾、ひいては世界の海をきれいにしようとする心を広げる。
■海をきれいにしようという団体と連絡を取り合い、海を原点として自然を愛する心を広げる。
 

活動内容

■「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに西の浜をきれいにするためのゴミ拾い活動を行う。
■西の浜を通して三河湾、伊勢湾の環境を考え、よりよくしていくための啓発活動を行う。
■「スナメリ観察会」など主に隊員を対象にした体験学習「海の環境を学ぶ会」を年に数回行う。
 

隊員構成

活動を開始した平成11年度亀山小学校5年生14名と活動の趣旨に同意し、隊員として意思を示した者。
■亀の子隊員 42名
平成14年4月、町生涯学習課を通しての募集により参加した隊員を含む。
■親亀隊員 10名
亀の子隊員の保護者の中で活動を支援・協力してくれる方
■賛助隊員 11名
活動資金(年間3000円以上)援助をしてくれる方 支援ボランティア・・・・事務局の手伝いをしてくれる方や毎月の活動に参加してくれる方(不特定)
 


 

活動の連携

■活動の趣旨に賛同し、適時活動をともにしてくれる団体に活動予定を連絡し、活動の輪を広げる。

渥美青年経済研究会、渥美釣りクラブ、第4管区海上保安本部蒲郡保安署、休暇村伊良湖、田原市役所関係部署、田原市社会福祉協議会、田原市ボランティア連絡協議会、渥美NPO、国土交通省中部整備局(三河港湾事務所ほか)、福江高等学校、福江中学校ドリームの会、豊川市佐奈川の会、西尾市社会福祉協議会、豊田市アド清流愛護会、豊田市矢作川研究会、愛知県環境部廃棄物処理課・環境学習課、東三河農林水産事務所、名古屋汽船(株)、グリーン海事(株)トヨタ紡織(株)、リコー中部(株)、長坂(株)、CNAC(全国海に学ぶ体験協議会)

このほか・・・マルトミ商会
 


 
亀の子隊 代表 / 鈴木吉春
 
 

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