「箸と暮らし」
内藤満里子先生による「和の歳時記教室」、12月の会に参加させていただきました。
今回のテーマは 「箸」。
竹、イチイ、栗、柳、杉、南天、紫檀、黒檀・・・様々な素材、形、用途、の「本物の箸」を直に手に取り、見せていただきながら、箸に込められた想いやそこにまつわるお話を伺いました。
本物の箸の繊細で優美な形は、使う人の所作まで美しくなるようです。
古来より、植物と関わることが日本の文化。
植物などの自然に宿る命の働きと共に暮らすこと、その文化を受け継ぐ私たちであることを忘れないよう、心に留めておきたいと願います。
後半は「南天」の木を使った箸作りを体験。
素朴ながら、惣菜の取り分けなどに使いたい自然の趣ある箸が完成しました。
この世を生きている間、死ぬまでお世話になる「箸」。
お話を伺い、箸を作ることで普段何気なく使っていた箸でしたが、箸に対する意識や「ものを食べる」ということへの意識がぐんと深まったような気持ちになります。
この先、ずっと大切に使い続けられるような箸に私も出会えますように。
何気ない日々の暮らしを丁寧に。
今日もたくさんの学びをありがとうございます。